台湾旅行には行きたいけれど、いつ行ったらいいのかと迷っていませんか？
または、行く時期は決まっているけれど季節的にどうなんだろうと思っている方も多いのではないかと思います。
台湾はいつ行っても楽しいし美味しいんですけど・・・(私が台湾大好きだからかもですが・・・)
ベストシーズンと言われている時期も確かにあります。
そして避けるべき時期も・・・(苦い思い出が蘇る・・・)
せっかく旅行するのだから自分にとってベストな時期に行きたいですよね。
今回は台湾旅行にいつ行こうか迷っている方のヒントになるような情報を台北のことを中心に書いていこうと思います。
台湾(台北)の基本情報
台湾は沖縄の那覇市よりも緯度的には南に位置しています。これだけで暖かい地域だということがわかりますよね。
台湾は中央に北回帰線が通っており、この北回帰線より北が亜熱帯、南が熱帯となっています。
夏の期間は長く、冬は短いですが台湾には四季があります。
夏は４月〜１０月までと長く高温多湿で一日中蒸し暑い日が続きます。
春は３月、秋は１１月で過ごしやすい時期になります。
冬は１２月〜２月までですが、寒暖差が激しく、２５度を超える日もあれば１０度を下回る日もあります。しかし日本の冬とは違い、寒すぎることのない過ごしやすい日が多いのが特徴です。
月別平均気温と平均降水量
| 月 | 月平均気温(℃) | 月降水量(mｍ) |
|---|---|---|
| １ | １６．３ | １０３．５ |
| ２ | １６．５ | １８０．０ |
| ３ | １８．３ | １８９．５ |
| ４ | ２２．０ | １９８．３ |
| ５ | ２５．３ | ２３３．９ |
| ６ | ２７．８ | ３２２．６ |
| ７ | ２９．７ | ２５１．１ |
| ８ | ２９．２ | ３４９．１ |
| ９ | ２７．５ | ３７２．４ |
| １０ | ２４．５ | １６３．６ |
| １１ | ２１．５ | ９８．０ |
| １２ | １８．０ | ７２．０ |
月の平均気温が年間と通して１５℃以上というとても温かい地域であることがわかります。
降水量も月ごとに特徴があります。６月は梅雨、８，９月は台風シーズンのため降水量が多くなります。気温も湿度も高いためかなりムシムシします。
１１月から１月は平均降水量も少なく、台湾特有のムシムシとした湿度は少し中休みといった、過ごしやすい時期となります。
季節ごとの特徴
春(３月頃)
台湾の春はかなり短いです。日本の春も短くなってきているように感じますが、台湾はそれ以上ですね。
平均気温は２０度の届くか届かないかで、過ごしやすいです。
夏(４月〜１０月)
４月から夏なんて・・・と思うかもしれませんが、４月から結構暑いです。
夏場は雨も多く、かなり蒸し暑いです。
そしてなんと言っても、８、９月は台風がやってきます。台湾は沖縄よりも南に位置しているので、台風はかなりの勢力を保ったまま来ることが多いので注意が必要です。
この時期に旅行へ行くときは一週間前くらいから天気予報をしっかりチェックする必要がありますね。
秋(１１月頃)
台湾は秋も春と同様に短いです。雨も少なく平均気温も２０度前後とかなり過ごしやすいです。
日本では結構肌寒いですが、台湾に来たときに「わぁ暖かい！過ごしやすい！」と感じる季節ではないかと思います。
冬(１２月〜２月)
冬といっても、平均気温は１０度台半ばで、日本の冬のように寒すぎることはありません。
暖かい日は２５度を越えることもありますが、寒波がくると１０度下回ることもあるので服装には気をつけなければいけません。
雨は秋と同様に少ないので、傘をささずに台湾を楽しめる日が多いです。
台湾での時期ごとに推奨する服装
春(３月)
とても過ごしやすい季節です。
基本は長袖１枚で過ごせる日が多い印象。
台湾は少し暑くなると、冷房がすぐに入ります。なので、機内やお店で寒いときに羽織ることができる薄手もカーディガンやストールがあるといいかと思います。
夏(４月〜１０月)
湿度も日本より高く、とても暑い・・・。
特に５月から９月までは梅雨や台風のシーズンで湿度も高くかなり蒸し暑い時期になります。なのでTHE・夏の格好で間違いはありません。
しかし、春の時期でも書きましたが、夏も冷房がガンガン効いています。
寒いくらい効いてます。なので、夏でも薄手のカーディガンやストールを持って行くことをオススメします。
秋(１１月)
とても過ごしやすい時期です。
雨も少なく、半袖でも過ごせる日があるくらい暖かい日も。でも基本は薄手の長袖がベターです。
冬(１２月〜２月)
１２月は暖かい日も多いですが、２月は台湾で一番寒い時期になります。
南にあるからと言ってあなどってはいけません。寒波がくると１０度を下回ることも。
冬は厚手の上着を１枚持っていくことをおすすめします。
予報で暖かいと思い、持っていかなかったことがあるのですが、寒波が到来し現地で調達した・・・・という苦い思い出があります・・・
お気をつけください・・
台湾のベストシーズン
過ごしやすい気候の時期
過ごしやすい時期はもうダントツで、春の３月と秋の１１月ではないでしょうか。
薄手の長袖でほとんど過ごせますし、雨の多い台湾では数少ない時期。
外も過ごしやすいため、夜市で出歩いていても快適です。
マンゴーが美味しい時期
ドライフルーツやジャムなら通年楽しむことができますが、フレッシュマンゴーは夏の時期しか食べることができません。
スーパーで１つ５０円ほどで売っているので毎日でも食べたいですよね。
４月中旬〜１０月いっぱい頃までがマンゴーの季節です。
フレッシュマンゴーが食べたければこの時期に旅行することをおすすめします。
イベントを楽しめる時期
平渓天灯祭り（ランタン飛ばし）
毎年旧正月の時期に新北市平渓の山里で開催される「平渓天灯祭り」。2019年は2月16、19日に開催されています。
天燈（てんだん）と呼ばれる高さ1.5メートルほどのランタンにその年の願いごとを書き、ランタンの下にともした灯の熱の力で空に飛ばすというものです。
台湾では２００年以上も前から神様への祈りを伝えるためにランランを飛ばす風習があります。
台湾を代表する最も有名なお祭りのひとつです。十分でのランタン飛ばしも有名ですが、旧正月の限られた日に一斉に飛ばすランタンは幻想的で本当にきれいです。
このお祭りに参加したければ、旧正月の１月下旬から２月中旬頃に行く必要があります。
この時期はあとでも説明しますが、色々と覚悟していく必要がありますので注意してください。
鹽水蜂炮（ロケット花火祭）
世界三大民族祭りのひとつである「鹽水蜂炮（ロケット花火祭）」は聞いたことがある方もおおいのではないでしょうか。
元宵節（げんしょうせつ）のお祝いとして100万発を超えるロケット花火と大量の爆竹を2日間に渡って鳴らし続けるという、かなりスリリングなお祭りです。
街では伝統的な民族衣装に身を包んだ集団が練り歩き、派手な電飾や飾りをつけたトラックが現れます。毎年多くのけが人が出たり、ボヤ騒ぎが起きたりとかなり危険なお祭りですので、見学する際には街で売られている防護服の購入をしましょう！
台北１０１カウントダウン花火
大晦日を台北で過ごすなら、絶対に見るべき花火のイベントです。
毎年日本でもテレビで紹介されているのでこちらもご存知の方は多いのではないかと思います。
世界第３位の高さを誇る「台北１０１」に仕掛けられた花火がカウントダウンの後、きれいに打ち上がります。
高いビルですのでとこからでも見ることができ、迫力も満点です。
真夜中を過ぎると、街のあちらこちらでイベントが行われ、とても楽しい年明けになること間違いなしです。
とにかく安く行ける時期
航空券
格安航空券は定期的にセールをやっているので、適宜チェックする必要があります。
安いものであればLCCのセールで数百円でゲットできることもありますが・・・なかなかそんな幸運に巡り会えることはありませんよね・・・。
しかし、数百円で取れることのある、台湾のLCC会社「タイガーエア台湾」は定期的にセールを行っています。約２ヶ月に１回という、そこそこな頻度でセールが行われているので、LCCのメールマガジンを登録し、いつセールが行われているか確認するとお得なセールを逃すことはありません。
セールを逃した時は格安航空券を手配するサイトで探してみるのも手ですね。
ホテル
格安で航空券をゲットしたら、今度はホテルですね。
新年度にあたる４月や、年明けの１月中旬頃に安いホテルに巡り会えている気がします。しかし、急に安くなっていることもあるので、ちょくちょくチェックすることをおすすめします。
ホテルは結構な直前まで取り消し料金なしでキャンセルできるので、気になったホテルがあったら、予約をしておき、ちょくちょくチェックし安くなったら、再度取り直す・・・
というやり方が、私のスタンダードです(１円でも安く行きたい・・・・)
ツアー
多くの方はツアーで旅行を申し込もうと思っているのではないでしょうか。
ツアーが安い時期は大型連休やお盆、お正月の後に多いです。
あとは直前に安いツアーが出ることも。
１〜２ヶ月後の出発のもので２泊３日燃油込で２万円切るものもあったりします。
しかし、土日は安くない場合がほとんどなので、平日に休みがないと安く行くのは厳しいかもしれません・・・・
平日休みがあって、直前でも休みやすいというお仕事の方はお得に台湾旅行できるので是非、検索してみてください！
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ぜひ、日にちを確認してみてください！
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ぽぽぽ的おすすめ時期
私は「フレッシュマンゴー」が食べられて「安く」行ける時期がとにかく好きです。
なのでこの２つの条件が揃っている時がおすすめ時期になります。
フレッシュマンゴーが食べられるのが４月中旬〜１０月いっぱい頃までの台湾でいうところの夏の時期。
そして安く行ける時期は、連休の後や直前に売り出される格安セール。
そしてあまり暑くなりすぎるのも嫌なので・・・・
４月中旬頃・５月のゴールデンウィークの後〜６月いっぱいまで
というのが、ぽぽぽ的おすすめ時期です。
安く行けて、フレッシュマンゴーがたくさん食べられて・・・そしてそれ以外に美味しい台湾料理も堪能できる・・・最高ですね！！
台湾旅行を避けるべき時期
台湾の大型連休
春節(旧正月)
春節（旧正月）は日本でいうところのお正月です。
台湾では新西暦のお正月よりも、旧暦のお正月のほうが重要視され、春節は盛大にお祝いされます。
２０２０年の春節(旧正月)は１月２５日で、その前後の１月２３日〜２９日は７連休となります。
日本の年末年始同様、帰省ラッシュで交通機関は大混雑。タクシー料金にも割増料金（台北市内で20元）が適用されます。
また、定休日がないお店でも旧正月はお休みになることが多いので、要注意です・・・！！
大半の飲食店や夜市が大晦日(２０２０年は１月２４日)から休業となりますが、デパートやホテルのレストラン、フードコートは営業しているところが多いです。しかし、閉店時間が早くなるなど営業時間が短縮されているところは少なくありません。
台湾旅行の魅力であるグルメや観光を十分に楽しむことは難しいため、中華圏のお正月の雰囲気を体感してみたい方以外は旅行の時期をずらした方が良いかと思います。
端午節
旧暦の５月５日をお祝いする端午節。
２０２０年は６月２５日です。連休となるのは６月２５日〜２８日の４連休となります。
春節のようにお店が休みになるなどのことがありませんが、台湾では連休となるので、台湾人の観光客は多くなります。
また、少し足を伸ばして新幹線・・・と思っても予約がいっぱいで取れないこともあるため事前に確認しておく必要があります。
中秋節
中秋節は、旧暦8月15日の満月を観賞しながら、家族で過ごす日とされています。
台湾では、中秋節の日は祝日です。
この「中秋節」、現在のカレンダーでは9月初旬～10月初旬に当たります。
２０１９年は９月１３日〜１５日の３連休。
２０２０年は１０月１日〜４日の４連休です。
この連休は端午節と同様に、春節のようにお店が休みになるなどのことがありませんが、台湾では連休となるので、台湾人の観光客は多くなります。
国慶節
国慶節とは、孫文が臨時大統領となって国が成立したことをお祝いする日のことです。
新暦の１０月１０日が国慶節のため、旧暦の祝日とは違い、日にちが決まっています。
２０１９年は１０月１０日〜１３日の４連休。
２０２０年は１０月９日〜１１日の３連休となります。
台風シーズン
８月〜１０月にかけては台風シーズンです。
台湾は熱帯と亜熱帯の地域ですので、台風はかなり勢力を保ったままやってきます。
私は２度、台湾旅行を台風に狂わされた経験があります。
１度目は、台湾へは行くことができたのですが、台湾に台風が直撃・・・なかなか激しいものでした。
ほぼ丸１日ホテルから出ることもできず・・・風が弱まって外に出てもお店はほとんど閉まっているという残念な１日に・・・・
２度目は帰国日に日本へ台風が直撃・・・・飛行機が飛ばず・・・他県へ飛んでいた飛行機を取り直し、当日に帰国して新幹線で帰りました・・・・(出費が痛かった・・・・)
この時期に台湾へ行く際は、台風で旅行ができなくなることはもちろんのこと、台風で観光ができない、帰国することができない・・・かもしれないという事を心のどこかに覚悟して行く必要がありますね。
いかがでしたでしょうか？
皆さんが楽しい台湾旅行ができますよう、願っています。
