台湾のレシートは宝くじになっています。
宝くじといってもレシートに8桁の番号が印字されているという簡単なもの。
なぜ宝くじになっているのかというと「お店の脱税を防ぐため」だそう。
宝くじにするとお客さんがレシートを要求します。すると売り上げの証拠がレシートに残り国税局は売上を正確に把握でき、店側は脱税ができなくなるという流れだそう。
とてもいい考えですね。
そしてその宝くじなのですが、外国人でも換金可能なのです!
最高額が約3700万円!
夢あるー。
当選番号発表日は奇数月の25日
当選番号の発表は奇数月の25日です。
発行月 | 当選発表日 |
---|---|
1・2月 | 3月25日 |
3・4月 | 5月25日 |
5・6月 | 7月25日 |
7・8月 | 9月25日 |
9・10月 | 11月25日 |
11・12月 | 翌年1月25日 |
当選番号は
から確認できます。
当選番号の確認方法
レシートに書かれている8桁の番号を「税政部財務入口網」に記された番号と照らし合わせていきます。
等級 | 当選番号 | 金額 |
---|---|---|
特別奨 | 番号8桁完全一致 | 1000万元(約3700万円) |
特奨 | 番号8桁完全一致 | 200万元(約740万円) |
頭奨 | いずれかの番号8桁が完全一致 | 20万元(約74万円) |
二奨 | 頭奨の番号の下7桁が一致 | 4万元(約15万円) |
三奨 | 頭奨の番号の下6桁が一致 | 1万元(約3,7万円) |
四奨 | 頭奨の番号の下5桁が一致 | 4000元(約1,5万円) |
五奨 | 頭奨の番号の下4桁が一致 | 1000元(約3700円) |
六奨 | 頭奨の番号の下3桁が一致 | 200元(約740円) |
增開六獎 | いずれかの番号の下3桁が一致 | 200元(約740円) |
特別奨はなんと3700万円!!!
2か月に1回抽選があるのもいいですよね。
台湾に行く度に帰って、ドキドキしながら確認できます。
帰ってからも楽しめるなんて、やっぱり台湾最高。
レシート宝くじ換金可能期間は3か月
台湾のレシートを換金できるようになる期間は、当選番号の発表があった月の翌月の6日から3ヶ月間です。
例えば3〜4月分のレシートなら5月25日に当選番号の発表があり6月6日〜9月5日までの3ヶ月間が換金可能期間です。
レシートはあるけれど、もうしばらく台湾に行く予定がないな・・という方は、レシートの当選額を公益事業や福祉施設などに寄付することができます。
コンビニのレジや観光施設など、レシートが入ったガラスケースなどが台湾の至るところに設置されていますので、そこにレシートを入れると、当選した額が寄付される仕組みになっています。
なんだかいいことをした気分になれますよね。
ただ、私は当選したら3か月以内に絶対換金しに台湾に行くー!!(それを口実に行きたーい!)
と決めているのですべて持って帰って来ます。
当選したら必要事項を記入
項目 | 記入内容 |
---|---|
年期別 | 当選した期間(レシートに書かれている年月を記入) |
中獎發票字軌號碼 | レシートに書いてある2文字のアルファベットと8桁の番号 |
中獎金額 | 当選した金額 |
中獎人 | 当選した人の名前(又はフルネームの印鑑) |
國民身分證字號 | 台湾の統一證號 ※ない人は空欄 |
電話 | 台湾の電話番号 ※ない人は空欄 |
戶籍地址 | 台湾の住所 ※台湾に住所がない人は現在住んでいる国名 |
記入項目が微妙に異なるレシートやこれらの記入欄自体が無いレシートもあります。
項目が異なる場合は上記を参考に求められている部分だけ記入し、記入欄が無い場合はレシート裏面の空いている欄に上記必要事項を自分で適当に記入するといいようです。
コンビニや指定銀行で換金できる
すべての当選金は第一銀行・彰化銀行などの指定銀行で換金できます。
台湾の四大コンビニ(セブンイレブン・ファミリーートマ・Hi-Life・OKマート)では、5等及び6等のみ、換金(現金と引き換え)ができます。
持っていくものは当選したレシートとパスポートです。
ちなみに、4等(4000元:約1万5000円)以上の金額は所得税が20%引かれるので記載金額のすべてを受け取ることができません・・・
レシートをくれないときは・・・?
お店で買い物をしたのに店員さんがレシートを渡してくれないときがまれにあります。
この人、外国人だし必要ないんじゃないかな・・・と思われているのかもしれませんね。
そんな時はレシートがもらえる魔法のことば
「ふぁーぴょ よう!」 です。
日本語訳すると「レシートいります!」です。
まあ、魔法のことばでもなんでもありませんが、これを言うと店員さんは必ずレシートを出してくれます。(しかし、10元のヤクルトでは出してくれないことがありました・・・)
コンビニで買った20元の水のレシートも、土産物店で買った500元のパイナップルケーキのレシートも全て3700万円に化ける可能性があるなんて・・・
本当に台湾最高ですね。
是非、台湾へ行った際はレシートは捨てずに持って帰ってみてください。